アメリカ暮らし備忘録

アメリカ暮らしもそろそろ10年、ここら辺でわたしの知ってるいろいろなことを記すブログを始めてみようと思いました。

ジョージア・ブルドッグスのチームカラーがピンクに変わった日【ウェンディを忘れない】

土曜はカレッジフットボール、日曜はNFL! 毎週末がお祭り状態(外に遊びに行けないともいう)のネビル家より、ネビル(妻)です。

今回は、昨日のカレッジフットボールの試合から、とても心温まるニュースをお届けします。

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舞台はジョージア州アセンズ(Athens, Georgia)のサンフォードスタジアム。

我がジョージアブルドッグスのホームである同スタジアムでは、アーカンソーステート・レッドウルブズ対ジョージアブルドッグスの試合が行われていました。

もちろん、スタジアムはチームカラーである赤と黒に身を包んだブルドッグスファンでにぎわって…いるはずなんですが、昨日はなぜか観客席がピンクで染まっています。「”レッド”ウルブス」というだけあって、対戦相手のレッドウルブズのチームカラーも赤。じゃあ、このファンたちはどこを応援しているのか…? と疑問に思っていたら、

「今日はサンフォードスタジアムはウェンディを偲んでピンクに染まっています」と解説の声が。

 

ウェンディとは、この日の対戦相手レッドウルブズのコーチであるブレーク・アンダーソンの奥さんウェンディ・アンダーソンさんのこと。

二年の闘病生活の末、残念ながら乳がんで先月亡くなってしまったんだそうです。

そこで、ジョージアブルドッグスでは試合の数日前、 #WearPinkForWendy (ウェンディのためにピンク*を着よう)とファンに呼びかけました。

* ピンク=乳がんをはじめとする女性特有のがんとの闘病を象徴する色

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そういうわけで昨日は、この呼びかけに賛同したファンたちがピンクを着てスタジアムに集まったんです。

 

こどもたちも…

 
 
 
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学生も…

 
 
 
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チームの旗も、

 
 
 
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すばらしいプレーを見せたディフェンスに送られるショルダーパッド(通常は金色)も、昨日はすべてピンクに染まりました。

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ジョージア・ブルドッグス公式インスタグラムより

 

いつも最前列で観戦している名物学生たちは、「Remember Wendy(ウェンディを忘れない)」の文字を背中に書いて観戦。

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アーカンソーステート・レッドウルブズのチアリーダー公式インスタグラムより

 

ピンクに染まったスタジアムには、「ありがとう」というレッドウルブズファンの声、「誇りに思う」というブルドッグスファンの声、そして、ガンと闘う人たちの「ひとりで戦っているんじゃないと思い出させてくれてありがとう」という声が集まりました。

 

以前もお伝えしたように、大学スポーツとはいえ他の競技とは比べ物にならないほどの盛り上がりを見せるアメリカのカレッジフットボール

選手やコーチ陣だけではなく、ウェンディさんたち奥さんのサポートもあってわたしたちファンが試合を楽しめているんだということを忘れてはいけないなあと、ネビル家でも昨日は献杯をさせていただきました。

アメリカとは編集

 

【セレブも夢中】お気に入りのチームのスタジアムに颯爽と登場するマシュー・マコノヒー【カレッジフットボール】

こんばんは!

NFLもカレッジフットボールもはじまり、ブログ熱が(やっと)ホットホットなネビルです。

 

現在ネビル家地方は9月27日午後9時。

アメリカでは、まさに今いろいろな学校でカレッジフットボールの試合が行われています。

以前このブログでも「アメリカ南部ではNFLよりカレッジフットボールのほうが人気」とお伝えしたのですが、今日は南部(こまかくいうと南西部)にある大学のひとつ、テキサス大学のテキサス・ロングホーンズ(9位)が、ランキングではちょっと格上のルイジアナ州立大学のチーム、LSUタイガース(6位)と戦っております。

 

そんなテキサス・ロングホーンズの試合を語る上で欠かせないのがハリウッドスターのマシュー・マコノヒー

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テキサス大学を卒業したマコノヒーは、同大学の教壇にたびたび立つほど母校に貢献しているひとり。どうやら、今セメスターは教授として本格的にひとつコースを教えるようです。

 

もちろん、テキサス・ロングホーンズの大ファンでもあり、試合にもたびたび顔を出すことで有名なマコノヒー。

そしてマコノヒーが今日スタジアムに現れたようすがこちらです。

生徒たちは大盛り上がり。そりゃーそうですよね、大スターにこんなに近くでお目にかかれるなんて、本当に羨ましい…!

 

ほかにも、

ー アップルのティム・クックがオーバーン・タイガース(オーバーン大学、英語発音ではアーバーン)のファン

ー 映画『マジック・マイク』の主演俳優チャニング・テイタムアラバマ・クリムゾンタイド(アラバマ大学)のファン

ー スーパーボウルでもパフォーマンスを見せた歌手ケイティ・ペリーがオルミス・レイベルズ(ミシシッピ大学)のファン

ー NBAロサンゼルス・レイカーズ所属のスター選手レブロン・ジェームスがオハイオステート・バックアイズ(オハイオ州立大学)のファン

ー ヒップホップ歌手スヌープドッグがUSCトロージャンズ(南カリフォルニア大学)のファン

などなど、いろいろなセレブリティ(有名人)がカレッジフットボールのファンとして有名です。

 

「好きな有名人がこの大学を応援しているから」というのをきっかけにカレッジフットボールを応援するのもアリかもしれません。 

 
 
 
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それにしても、かっこいいなあ…。

 

 

マシュー・マコノヒー

マシュー・マコノヒーとは編集

 

【NFL2019・エピソード2】アントニオ・ブラウンのオークランド・レイダース解雇に揺れるアメリカ

こんにちは、ネビルです。

 

ステレオタイプ信者というわけではないんですが、アメリカで仕事をしているとやっぱりアメリカ人ってキャラクターの濃い人が多いなあと思います。

もちろんそれはセレブリティとて同じことで(むしろもっとキャラ濃い気がする)、NFLシーズンがはじまると毎年なにかしらのドラマが巻き起こるのですが…。

一つ前のドラマはこちら↓

ayumineville.hatenablog.com

今朝、シーズン初戦直前でまた起こりました。今回のはかなりドラマティックです。

 

今回のドラマの主役はアントニオ・ブラウン(Antonio Brown)。

イニシャルをとってABと呼ばれるワイドレシーバーです。

2010年にピッツバーグ・スティラーズからドラフト指名をうけ、昨シーズンまでスティラーズでプレーしていたのですが、今シーズンからレイダースの一員となりました。

「俺をMBC(Mister Big Chest =ミスタービッグチェスト、胸筋ムキムキマン)と呼んでくれ」とSNSに投稿したこともあるオラオラ系選手で、筋肉だけではなく選手としての腕もトップクラスのスター選手です。

レイダースファンも「すごい選手がきたぞ」と2019年のシーズン開幕で彼の勇姿を見るのを楽しみにしていたのですが…。

 

そんな彼が、今朝レイダースから電撃解雇され、アンドリュー・ラックが電撃引退したことなんてもう話題にならないくらいアメフト界に衝撃が走っているんです。

 

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ことの始まりは、今年の夏。

サマーキャンプがはじまる前に、ABは、cryotherapy(クライオセラピー、冷凍療法)つまり筋肉を急激に氷点下まで冷やすことによって筋肉疲労を回復させるという”治療”を受けにフランスへ飛びます。

ところが、それがきっかけでひどい凍傷になってしまい、サマーキャンプへの参加をキャンセルすることに。

 

これが、数年前にABがアメフトゲーム「Madden NFL」のカバーボーイに選ばれていたことから、このブログでもご紹介した”Madden Curse(マッデンの呪い)”なのではないかと都市伝説好きのアメフトファンの間で話題になったのですが、それは置いておくとして…。

「マッデンの呪い」についてはこちら↓

ayumineville.hatenablog.com

 

その後、シーズン前の練習に復帰したABでしたが、今度はNFLが公式ヘルメットの仕様を変えたことに激怒。

我らがグリーンベイ・パッカーズのQBアーロン・ロジャースなど、他にもいろいろな選手が難色を示しつつこのヘルメットの新仕様を受け入れたのですが、「はいわかりましたよ」と簡単にいかないのがAB。

なんと古いヘルメットにペインティングをし、新しいヘルメットに”偽装”して練習に参加するという暴挙に出たんです。

それがチームにバレて脱ぐよう言われると、今度は練習を放棄し、練習を放棄し続けたことに対してチームから罰金を払うよう命じられることに。

そしてその後、チームから送られた手紙を無断でSNSに投稿し、またまた悪い意味で話題をかっさらいました。

 

実はAB、以前所属していたピッツバーグ・スティラーズ時代には試合後のロッカールームの様子を違法に動画配信するなど、なにかと悪い意味でも話題になることの多い選手でした。

そんな過去もあり、この頃から「あいつはやっぱりやばい奴かもしれない」とレイダースファンの間でもABの移籍は喜ばしいものではなかったのではないかという声があがってきていました。

 

その後、「このヘルメットには納得いかない」とNFLを訴えるとまで言い出したABに、残念ながら「気持ちはわかるが落ち着け」という選手やファンからの声は届きません。

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ヘルメットのことやチームの対応に納得のいかないABは、2週間前にカナダで行われたグリーンベイ・パッカーズとのプレシーズン試合にも姿を表すことなく、また罰金処分となります。

 

そして先日、試合放棄だけでは満足できないABは、今度はオフィスで「罰金とはどういうことだ」と大暴れ。 ウワサではマネージャーに椅子を投げたとか投げなかったとか…。

 

で、昨夜のことです。

 

またまた無断でコーチとの電話のやりとりを動画にして

「俺はフットボール選手の”AB”である前に”アントニオ・ブラウン”というひとりの人間なんだ。俺はみんなが言うように悪いやつじゃないということを見てくれ。Free me!」

と、チームに「俺をクビにしてくれ」と言わんばかりのインスタグラム投稿をしたAB。

  

この動画の数時間後、彼の望み通りABはレイダースから解雇されることになったのでした。

 

たしかにABの行動は彼がその後インスタグラムに投稿したとおり「自分にとって一番ベストな行動」と取ることもできます。

 
 
 
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自分にとってベストな道を選ぼうとすると、周囲の人の怒りを買うことになる」

 

ただ、”ロッカールーム盗撮配信事件”をはじめとするスティラーズ時代の問題行動もあり、この投稿には

「(この解雇は)自分で巻いた種だ」

「自分でクビにしろって頼んだだろう?」

「自分の才能を自分で無駄にするなんてなんて愚かなんだ」

といった辛辣なコメントが集まっています。

 

また、レイダースファンからの

「俺が10歳の息子に買ってやったお前の名前入りユニフォームに使った100ドルを返してくれ」

という悲しいコメントも。

 

まさに”鳴り物入り”でレイダースに入団し、1試合も出場せず解雇となったABことアントニオ・ブラウン。これからの動向に注目が集まっています。

 

こちらでは「ほかのチームが必要としなくなったトラブルメーカーを受け入れる」で有名なニューイングランド・ペイトリオッツがABと契約を結ぶのではないか?というウワサ(というかむしろジョーク)がまことしやかにささやかれている…ということも追記しておきます。

前例を考えると、もしかしたら本当にペイトリオッツのユニフォームを着たABを見る日が来るかもしれません…。

 

追記の追記。

ペイトリオッツと本当に契約したようです。LOL

 

NFL

NFLとは編集

 

【カレッジフットボール初日の注目ゲーム】1億と勝利を手にしたジョージア州立大学

こんにちは、ネビルです。

 

アメリカ南部ではプロのアメフトリーグNFLよりカレッジフットボールのほうが人気で、「わたしカレッジフットボールは観るけどNFLはよくわからないのよね」という声をよく聞きます。

プロ野球よりも高校野球のほうが”どんでん返し”が多いから好き」派だったネビルも、アメリカ南部出身の夫も、カレッジフットボールの試合は大好きなんですが

今回はそんなカレッジフットボール初日に早速あったどんでん返しの試合についてレポートしましょう!

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と、その前にアメリカのカレッジフットボールについてちょっと説明を。

 

カレッジフットボールはその名のとおり大学のチームが戦うリーグです。

日本でいえば甲子園(高校野球)のようなものですが、カレッジフットボールと日本の甲子園で違うのはその規模。

大学リーグとはいえ、カレッジフットボールにはさまざまなグッズ販売があったり、チームにはナイキやアディダスなどのスポンサーがついていたり、もちろん選手たちはまだ学生なのでお金を稼ぐことはありませんが、まるでプロリーグのような盛り上がりです。

 

もうひとつカレッジフットボールが甲子園やほかの多くの学生リーグと違うのは、順位の決め方。

勝敗の数は持ち越されませんが、前シーズンでの結果(ランキング)がそのまま次シーズンへ持ち越されます。だから、初戦の昨日からすでにチームには順位がついていることになります。

そして、その順位に基づいて、同じようなランクのチームと試合を組まれることになります。

その勝敗により、例えば12位のチームが2位のチームに勝ったから次の週は5位に昇格とか、1位のチームが20位のチームに負けたから来週は8位に降格とかいった形で週ごとに順位が変化します。

良いか悪いかはさておきそんなシステムなので、たとえば最下位にいるような弱小チームがシーズンを全勝したところで優勝することは絶対にありえません。

弱小チームは弱いチームとしか当たらないので、全勝したところでポイントを稼げないからです。

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さて、ここからがやっと本題です。

というわけで弱小校は基本的にシーズンがはじまると強豪校とは当たらないんですが、初日だけ強豪校と試合をする可能性があります。

ちょっと言い方がアレですが、強豪校の選手たちにとっては弱小校との試合が良い練習になること(NFLと違ってカレッジフットボールはプレシーズンがないので)、観客が集まり収入が見込めることなどを理由に、強豪校が弱小校にお金を払って(多くの場合は)自分たちのスタジアムで試合をするんです。

 

そしてここからがやっと本当の本題なのですが、そういうわけで昨日、強豪校のひとつであるテネシー・ボランティアズ(テネシー大学)が、弱小チームであるジョージアステイト・パンサーズ(ジョージア州立大学)と自分たちのスタジアムで試合を行いました。

なんと、テネシー・ボランティアズがジョージアステイト・パンサーズに支払ったのは95万ドル、日本円にして1億円

で、負けちゃったんです。ジョージアステイト・パンサーズに。

近年成績が落ちているとはいえ、テネシー・ボランティアズは実に100年を超える歴史をもつ伝統のチーム。一方、95万ドルと勝利を手に入れたジョージアステイト・パンサーズはなんとはじめて大学リーグで試合をしたのが2010年。

そんなチームがあのボランティアズに勝利したということで、 昨日はスポーツニュースがこの試合のことで持ちきりでした。

 
 
 
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やったね監督、もうこの1勝をあげたというだけで今シーズン何があってもあんたはヒーローだ!

 

ふう。思ったより長くなりました。

実は昨日は我がネビル家が親戚そろって応援するジョージアブルドッグスも初戦を勝利で飾ったんですが、いやー、どうしてもジョージアステイト・パンサーズvsテネシー・ボランティアズの感動の試合をお伝えしたくてですね、そちらにフォーカスを当ててみました。

高校野球同様、自分の出身地や出身校でもないとなかなか応援するきっかけがないカレッジフットボールですが、たとえばユニフォームがかっこいいとか、自分の住む町の姉妹都市だからとか、ネビルがジョージアブルドッグスが良いって書いてたなとかで今年からカレッジフットボールにも注目してみてはいかがでしょうか…?!

 

アメリカンフットボールとは編集

 

【ブーイングに見送られ…】アンドリュー・ラック電撃引退に揺れるインディアナポリス・コルツ、次期QBはあの人?!

カレッジフットボールも昨日幕を開け、いよいよ生活がアメフト一色になる季節がやってまいりました…!

はい、アメフトバカのネビルです。

 

今回は、11時間ほど前からこちらアメリカを大きなショックに包んでいるとても残念なニュースをお伝えします。

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NFLチームインディアナポリス・コルツクオーターバック、アンドリュー・ラックが引退を発表したんです。

NFLはもうプレシーズンが始まっていて、本シーズンまであとわずか。そんな時期のこの突然の発表は、アメフトファンを、NFL関係者までもを驚かせました。

 

アンドリュー・ラックは、以前当ブログでも「素朴な顔と飾らない性格が人気」とご紹介させていただいた彼です。

素朴な顔ってなかなか失礼だけどでもほら、ね?

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ちなみにこのアカウントは「ラックがMVPに選ばれるか、試合中に合計500ヤードを投げるか(NFLのフィールドは端から端までが100ヤード)、スーパーボウルで勝つまで同じ写真をアップし続けます」というしょうもない、かつアンドリュー・ラックへの愛にあふれたアカウントです。

 

2011年にコルツからドラフト指名され、現在29歳。

2017年に肩の怪我をしてシーズンをまるまる棒に振りましたが、昨年の2018年には見事なカムバックを遂げ良い成績を残していただけに、この引退発表はチームにとっても寝耳に水だったようです。

 

しかも、ラックが引退を表明したのはシカゴ・ベアーズとのプレシーズンの試合がはじまる直前。【追記】どうやら、試合後に発表する予定だった引退表明がどこからかリークされたようです。

ESPNから突然の「ラック引退」アラートを受け取った現場のファンたちが、フィールドから去るラックをブーイングで見送るというシーンもありました。

[Highlight] Colts fans boo their former QB after learning about his retirement from r/nfl

 

そのあと行われたプレスカンファレンスで、引退の理由を明かしたアンドリュー・ラック。

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entertainment.book(Instagram)より

”僕は、(怪我をしてそれを治すという)プロセスの中でのみ生きてきた。このプロセスは試合ができる喜びすら僕から奪ってしまった。結果、本当に生きたかった人生を歩んで来れなかったように思う。ひとつだけこの人生をより良いものにする方法があるとするなら、それはフットボールというスポーツ自体から自分を引き離すことしかないんだ。”

 

インディアナポリス・コルツの上層部ですら「聞いてないよ〜」だったという今回の引退発表。こういうときのためのバックアップクオーターバックですが、どうもプレシーズン中に思ったような成績を出せていないようで、そんな彼らを表舞台に立たせるのも心もとない。

アメフトにおいて、基本的にたった一人のポジションであるクオーターバックがいなくなってしまったコルツには今、「今シーズンのQBを誰にするのか」という大きな課題が突然のしかかってきたことになります。

 

インディアナポリス・コルツの次期クオーターバックとしてアメフトファンの間で一番有力な候補としてささやかれているのが、ニューヨーク・ジャイアンツイーライ・マニング

↓ 15年前、ジャイアンツにドラフト指名されたときのマニング。…若い! 

 
 
 
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ジャイアンツは今年誰も知らないQBをドラフト獲得して物議をかもしましたが、実はこの”名も無いルーキー”ダニエル・ジョーンズが、プリシーズンでほかのどのルーキーよりも良い結果を出しているかどでファンを驚かせており、イーライ・マニングはもういらないんじゃないかという声がジャイアンツファンからも上がっているんです。

そのタイミングでの他チームのスタークオーターバックの引退。

ひとつ難点を挙げるとすれば、マニングを獲得するだけのお金がコルツにあるのか、ということですが、もしかしたら、今年イーライ・マニングがコルツのユニフォームを着る姿を見ることができるかもしれません。

ニューヨーク・ジャイアンツインディアナポリス・コルツもチームカラーが青なので、そんなに違和感もなさそうです。

 

ほかにも、ヒゲで有名なアウトローQB(現在マイアミ・ドルフィンズ所属)ライアン・フィッツパトリックや、現フィラデルフィア・イーグルスのバックアップQBネイサン・サドフィールド、おもしろいところでは「国歌斉唱時に起立を拒否」でおなじみコリン・キャパニックなどが次期クオーターバックとして名前を挙げられているのですが…(キャパニックはもう何年もプレーしていないのでありえないとしても)今後のコルツの動向から目が離せません。

 

ちなみにこちらがアウトローバックアップQBライアン・フィッツパトリックがチームメイトからネックレスを借りてプレスカンファレンスに挑んだ姿であります。個人的にはこの人に表舞台に出てきてほしい。

 
 
 
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いやー、やっぱりアメフトはおもしろい!

NFL

NFLとは編集

 

【アメフトを日本に広めよう案1:イケメンに注目してみよう】vol.2 ジミー・ガロポロ from サンフランシスコ・49ers

どうも、ネビルです。

NFLシーズン開幕直前、プレシーズンではありますが久しぶりにアメフトが観られる興奮で俄然ブログ熱が復活しております。

 

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↑気分はこんな感じ。

 

そういえば、アメフトを日本に勧めよう!と、去年のシーズン中に【イケメンに注目してみよう】という企画を始めたんでした。

こちらが第一弾のパトリック・マホームズ

ayumineville.hatenablog.com

実はあのあとすぐにVol.2としてペイトリオッツのTE(タイトエンド)ロブ・グロンコウスキーをご紹介しようとしていたのですが、突然引退してしまい、「もう彼は”NFLのイケメン選手”じゃないのか…」と、すっかりこの企画自体、忘れてしまっていたのです。

気になる方は「Rob Gronkowski」で検索してみてください。「ゴールデンレトリーバーみたいな男」と呼ばれる笑顔の可愛いやんちゃボーイです。アメリカのプロレス団体WWEのレッスルマニアにも出たんですよ

 

が、しかし。

いましたよ、いるじゃないですかネビルいち押しのイケメンがもうひとり…!

それがこの方、ジミーG。

 
 
 
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ね? ファッションモデルみたいでしょ?! 

 

彼の名前はJimmy Garoppolo。サンフランシスコ・49ersクオーターバックです。

ウィキペディアによると日本語表記では「ジミー・ガロポロ」となるようですが、アメリカ人が発音すると「ジミー・グァロポッロ」。

イタリア系苗字のGaroppoloはアメリカ人にとっても言いづらいので、こちらではもっぱらジミーGと呼ばれています。

 

ジミーGは、2014年にニューイングランド・ペイトリオッツにドラフト指名され、それからずっとペイトリオッツにバックアップクオーターバックとして所属していました。

 
 
 
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素晴らしい才能を持っていることは当時から知られていたんですが、いかんせんペイトリオッツにはなかなか引退してくれないメインクオーターバックのトム・ブレイディがいます。

もちろんバックアップクオーターバックとしてブレイディが怪我をしたときにちょくちょく試合に出てはいたのですが、なかなか日の目を見ることはありませんでした。

 

そんなジミーGが”コアじゃない”アメフトファンたちにも注目され始めたのは、2017年のシーズン中に49ersに移籍してからのこと。

そのシーズン(というか例年どおり)、成績が振わず苦戦していた49ersに彗星の如く現れ、先発クオーターバックとしてチームに次々と勝利をもたらし、一躍大スターに。

その年の終わりにはNFL史上最高額の年俸で正式に49ersと契約を結びました。

 
 
 
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と、ようやくメインクオーターバックとして表舞台に立てることとなったジミーGですが…翌年の2018年、シーズンがはじまってすぐに大怪我をしてしまい、結局それから1試合も出ずにシーズンを終えることになってしまったのです。

2018年は、選手としてではなく「おっぱいの大きなセクシー女優と付き合ってるらしいぞ」ともっぱらゴシップ方面で話題になっていました。

 

イケメンで運動神経バツグンですが、なかなか運に恵まれないジミーG。

今年2019年のシーズンには果たしてメインクオーターバックとして戻ってくるのか、それとも今シーズンもやはり表舞台には立てないのか…。

そういう意味では今シーズン一番注目の選手といってもいいかもしれません。

 

NFL

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【NFLゲームの呪い】今年はパトリック・マホームズ…!

そろそろNFL開幕!

率直に言ってこの時期はいつも以上に生きてて楽しいです。ネビルです。

 

突然ですが、みなさんは「Madden NFL」というゲームをご存知でしょうか?

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『マッデン NFL

マッデンNFLMadden NFL)はEAスポーツから発売されているアメリカンフットボールゲームシリーズの名称である。ゲームの開発・製作はEAティブロンが行っている。

出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

 

 

本物の選手とチームを使って試合ができるゲーム、いってみればウイニング・イレブンのアメフト版です。

毎年、新しい選手やチームの情報を盛り込んだ内容で発売され、その年一番活躍した選手がパッケージに起用されることでも有名なんですが、実はこのゲームにはちょっと怖〜いウワサがあるんです。

 

それが、”Madden Curse(マッデンの呪い)”。 

 
 
 
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はじまりは2001年。Maddenの表紙に選ばれたテネシー・タイタンズのRB(ランニングバック)エディー・ジョージが、試合中に足を大怪我してしまい最悪なシーズンを送ることとなりました。

2002年には同じくMaddenのカバーを飾ったミネソタ・バイキングスのQB(クオーターバック)ダンテ・クルペッパーが大怪我で散々なシーズンを送り、次の2003年にはMaddenのカバーに選ばれたインディアナポリス・コルツのRBマーシャル・フォークの成績が怪我のせいでガタ落ち、そして続く2004年のカバーボーイマイケル・ビック(アトランタ・ファルコンズQB)にも試合に影響するほどの身体の故障が襲い、その後も、2005年、2006年…と、このゲームMaddenのカバーに起用されたスター選手たちが次々と不運に見舞われているんです。

 

このことから、一部のアメフトファンの間で「Maddenのカバーに選ばれた選手には最悪のシーズンが待っている」というウワサがたちました。それが”Madden Curse(マッデンの呪い)”です。

 

そして。

今年のMaddenのカバーボーイは、何を隠そう当ブログでもご紹介した大人気選手パトリック・マホームズ

 
 
 
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チーフスファンだけではなく、多くのNFLファンたちが「今年の彼に何も起きませんように…」と祈っているんです。

 

信じるか信じないかはあなた次第

ゲームの呪いは、今年も続いてしまうのでしょうか…?

 

NFL

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