ヒップホップとカントリーの融合『Old Town Road』に全ネビルが泣いた
アメフトブログからアメリカブログにちょこっとシフトした当ブログですが、まずどうしても書きたかったというより聞きたかったことがありまして。
みなさんは、Lil Nas Xという当時19歳の新人シンガーの『Old Town Road』という曲をご存知ですか?
この曲は比較的新しい曲なんですが、もうすでにちょっとしたヒストリーがあって話題なんです。
それは、この曲が黒人の男の子により作られたヒップホップ×カントリースタイルが融合した新しいジャンルの曲だということ。そして、その後「カントリー」ジャンルで一度はヒットチャートにランクインしました。
が、
「こんなのカントリーじゃない」という声があがり、すぐにカントリージャンルから外されてしまったんです。
Lil少年が逆転ホームランを打つのはそのあと。
なんと『Old Town Road』の一連のようすを見ていたカントリーシンガーのBilly Ray Cyrus(ビリー・レイ・サイラス)が「これはおもしろい」とLil少年にコラボを持ちかけたんです。
ビリー・レイ・サイラスといえばヒット曲『Achy Breaky Heart』で有名な(マイリー・サイラスの父として有名な)大スター。
そして、Lil少年とビリー・レイ・サイラスが歌うリミックスバージョン『Old Town Road (feat. Billy Ray Cyrus)』がカントリー色を濃くして帰ってきたところ、またまた大ヒット。
Lil少年は一躍時の人となり、『Old Town Road』はカントリー曲としては珍しい長期ヒットを飛ばし続けている…と、まあそんな感じで今アメリカで話題なんです。
少し昔はエミネムが白人でありながらヒップホップのスターになるという快挙がありましたが、Lil少年は果たしてカントリー界のスターになれるのだろうか、次の曲はまたカントリーでいくのだろうかと、わたしも気になっています。
こうやって人種の壁が少〜しずつでもなくなっていったらいいな、人種を超えて素晴らしいものを一緒に作り出せる世界になればいいな、と心から願います。